書物

音信など

いつのまにか桜が満開となったが、このところ花粉症の症状がひどく、外出はなるべく控えるようにしている。今週から医者が薬を、一日一回のタイプから朝晩飲むタイプに変えてくれた。目の痒みが少し治まってきたような気がしないでもない。 知り合いから転職…

横浜・神保町・長津田

3月14日(金)、午前中に家を出て、まず横浜駅近くの百貨店で買い物をする。その後、駅ビルに入居している書店で、学術系文庫などの近刊を買う。特にブルトン『狂気の愛』の新訳(海老坂武訳)は期待できそうだ。 恒例の10パーセント引きバーゲンのため、ビ…

少々腹の立つこと

2月1日(金)、午後から出かける。まず竹橋の近代美術館の資料室へ。先日できなかった調べ物。資料自体は簡単に出てきたが、コピーがやっかいだった。コピーの前に、申請書を記入してチェックを受けなければいけないのだ。著作権の関係から資料全頁のコピ…

鯨と扶桑

12月某日、朝起きると、中堅(というより若手の代表格)の詩人からメッセージが入っていた。某音楽雑誌に近作を発表した由。今月初旬にも別の掲載誌を頂いたのに、机上に置いてそのままにしていたので、慌てて返信し非礼を詫びた。 ニュースで日本政府はザ…

乃木坂・六本木・神保町

12月某日、午後から外出。まず乃木坂の国立新美術館へ。フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展を観る。会期末で大変な混雑だろうと予想していたが、それほどでもなかった。「牛乳を注ぐ女」の前ではさすがに人が多かったが、簡単な柵で順路が区…

神保町

12月某日、神保町まで新刊書を買いに出かける。まず九段下寄りのN1書店に行き、平凡社から刊行された鈴木雅雄『シュルレアリスム、あるいは痙攣する複数性』を買う。学術系文庫でも買いたい新刊があったが、我慢して店を出る。 続いてT書店へ。店頭均一…

マイ・フェイヴァリット・シングス

11月某日、午後から渋谷の松濤美術館に行き、"Great Ukiyo-e Masters"展の後期を観る。写楽の「市川蝦蔵の竹村定之進」と並べて展示されていた、歌舞伎堂艶鏡という謎の絵師の絵が興味深かった。写楽の大首絵から輪郭を取り除いたような奇妙な絵。見たのは初…

詩と詩論

11月某日、浜松町の横田茂ギャラリーを再訪。岡崎和郎展の最終日で、岡崎さんにお会いできるかと思っていたが、「昨日お見えになりましたから、今日はいらっしゃらないかも・・・」とのこと。楽しみにしていたのに、少しがっかり。 応接で美術家野村和弘さ…

六本木・神保町・九段下

9月某日。秋なのに夏のような一日、午後から出かけ、六本木一丁目(泉ガーデン)の泉屋博古館(分館)で「花鳥礼賛―中国・日本のかたちとこころ―」を観る。ここは住友家の旧蔵品を収蔵・展示する施設で、本館は京都にある。三井記念美術館、静嘉堂文庫、出…

失われた月報を求めて

2月2日(金)、晴れ。久しぶりに木枯らしが吹き、寒い一日。先週の土曜日(1月27日)、早稲田で開催された某研究会に出席するため、少し早めに家を出て、途中、恵比寿の写真美術館で細江英公展を観た(名古屋の某美術館の館長さんとばったり会って、ご挨拶し…

103YEARS,EVEN!

12月7日(木)、曇り。午後から三田まで出かけ、慶応義塾大学デジタルアーカイヴ・リサーチセンターおよびアート・センター主催の、アート・アーカイヴ資料展「ノートする四人 ― 土方、瀧口、ノグチ、油井」を観る。実はこの展示は、先週の土曜日(2日)にも…

EARLY BIRD

9日、午後から横浜駅東口まで出かける。今日から駅ビルでバーゲン・セールが始まったのだ。この駅ビル発行のクレジット・カードで買うと、書籍も10%オフになるので、最近出版された学術系の文庫と新書をまとめて購入する。秋口にも同じバーゲンがあったが、…

横浜古書まつり

伊勢佐木町の有隣堂本店で開催されている「横浜古書まつり」に午後から出かける。一亘り会場を見て回ったが、あまりめぼしいものはないようだ。目録を見た人から事前に注文が入っていたのだろう。戦前の美術雑誌や映画雑誌をバラで出している店があったが、…

本を売るなら・・・

午後から伊勢佐木町商店街まで出かける。最近少し本を買い過ぎたようなので、要らなくなった実用書や、もう読み返すことのないコミックを売り捌いて、お小遣いの足しにしようと思いたち、合計18冊を○○○オフに持ち込んでみた。カウンターで番号札を渡され、待…

浜松町・神保町・表参道

17日、午後から外出。まず浜松町の横田茂ギャラリーに行き、西川勝人展を観る。手前のスペースの床には、液体の雫か植物の種を大きくしたような形の、15cm程度の白い立体が、直径1.5mくらいの円形をなすように、10個ほど並べられている。奥のスペースの床…

立ち読み

夕方、近所のスーパーまで買い物に出かけた。雨の中、わざわざ来たのだからと、ついでに書店にも寄り、何冊かの雑誌を立ち読みした。先日の新聞で、「立ち読みは犯罪だ」とほとんど断言する、音楽評論家Y女史の寄稿を読んだばかりなのだが、いっこうに罪悪…

両国・神保町・横浜

15日、両国の江戸東京博物館で開催されている「始皇帝と彩色兵馬俑―司馬遷と『史記』の世界」展を観る。ある人から頂いた招待券の有効期限が15日までだと、当日の昼まで気が付かず、慌てて駆けつけたのだ。タイトルからすると、秦の始皇帝の兵馬俑に関する、…

日ノ出町・黄金町・伊勢佐木町

午後から横浜市中央図書館に行く。調べ物がいくつかあったのだが、早めに切り上げ、帰り道に伊勢佐木町を訪れることにする。ここは古くからの商店街で、黄金町駅前から関内駅までの約2kmほどの間に、古本屋さんも7〜8軒ほどある。ある知り合いの方から…

外苑前から新橋へ

昼前から外出。 まず外苑前のトキ・アートスペースでアーティスト・ブック展を観る。50〜60人のグループ展(9割は女性)。50年代生まれから80年代生まれと、作家さんの世代がたいへん幅広い。これだけの人数の参加を募るのは大変な動員力で、その点…

夏の終り

mixiの日記からこちらに切り替えることにした。早々にコメントいただいた方も居らっしゃり、恐縮しております。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。朝と夕方、散歩に出かけたが、もう夏も終りだということが実感できる。気温が低いし、日が暮れる…

午後から外出

神保町で古書を漁る。 T書店で1冊購入。店主が「8月いっぱいで(古書組合)理事長職もお役御免だ」と言うので、2年間の在任中の主な出来事について話を聞く。職員のリストラと能力給の導入、組合費も納められない組合員の存在、地方の業者の経営、肉筆原…

雑誌"REAR"(リア)

マイミクのマン・レイ・イスト氏が同誌第14号(特集「再発見:名古屋の写真史」)を贈ってくださった。この雑誌は、名古屋在住の医師・俳人にして、大コレクターでもある、馬場駿吉氏を中心に発行されている季刊誌である。すでに14号とは、よく続いているも…

「渋さ」と瀧口修造

図書館で借りた「渋さ知らズ」(陣野俊史著、河出書房新社)という本を拾い読みする。昔よく聴いていた「生活向上委員会」(通称「セイコウイ」)と「渋さ」との比較考察などがあって、「フムフム」と納得しながら読み進めていたのだが、何と瀧口修造への言…

神保町・大手町・浜松町

午後から出かける。 神保町の新刊書店で学術系文庫を2冊買った後、T書店へ。今日の話題はダイエットとW杯。 「ここ2週間で2キロ減量した」と言うと、「元がいかに太りすぎだったか分かるな」と言われてしまった。 W杯日豪戦の晩は、いつもどおり寝てい…

竹橋!竹橋!竹橋!

雨が小止みになったので、竹橋の藤田嗣治展へ行く。おにぎりを持参し、まず眺めの好い展望喫茶室で腹ごしらえ(本当は持ち込み禁止です)。 お堀端の桜は、すでにあらかた散っているが、それでも今年はずいぶん長持ちしたようだ。まだ少し残っている花びらと…

長谷川潔展ほか

午後から横浜美術館の「長谷川潔」展に行く。 静物や女性像のマニエール・ノワール(メゾチント)が素晴らしいのは当然として、ドライポイント、エングレーヴィングもなかなか良かった。特に1本の樹のエングレーヴィングなど、素晴らしい。 テーマごとにま…

久しぶりに外出

足を引きずりながら、久しぶりに東京まで出かけた。 12時過ぎに神保町に到着。救世軍脇のベンチでおにぎり3個の昼食を摂った後、T書店をのぞくと、通路が本で溢れかえっている。聞けば、朝5時に店を開け、仕入れを2軒こなしたそうな。 ややお疲れ気味の…

1月14日の外出

銀座まで出かけ、某画廊のスタッフmさん・kさんと「つばめグリル」で遅めの昼食。 着いたのは1時頃だったが、なかなか繁盛しており、真ん中のテーブルしか空いていなかった。 いつもならハンバーグにするところだが、昨日の夕食に食べたばかりなので(味…

12月29日の外出

午後、神保町の某T書店に行く。先に常連さんが一人。今日の話題は主に箱根駅伝、おせちセットの不味さ、食品添加物。さらに、カニや刺身の食べ方から、蒲鉾はどこが美味いかまでに及ぶ。戦前の仏文関係の本があったので購入。 年末の挨拶を交わして2階へ。…

12月23日の読書

午前、幸徳秋水『二十世紀之怪物帝国主義』 午後、幸徳秋水『社会主義神髄』 夜、『平民新聞論説集』、中江兆民『三酔人経綸問答』(まだ途中) 『社会主義神髄』が1903年の刊行とは、知らなかった。