音楽

あの色 あの音 あの光

7月1日(火)。早めに昼食を済ませて外出、鎌倉に行く。まず近代美術館の「あの色 / あの音 / あの光」展へ。美術間のホームページで関根正二の「少年」が展示されていると知り、訪れる気になったのだが、会場に入るといきなり展示されていた。いつ見ても心…

Variations in Serenity

今回の展覧会、まずタイトルが「岡鹿之助展」のみで、サブタイトルなしというのが、潔くて良い。もっとも英文では“Variations in Serenity”となっているのだが。「静謐な変奏」か。これなら展示に相応しいかもしれない。 実は、生れて初めて展覧会に行き、感…

ジョビンとジョアン

5月4日(日)、パソコンに向かって資料作りをしながら、FM放送の特集「今日は一日、ボサノバ三昧」を聴いている。美術館・画廊や古本屋さん巡りもいろいろ刺激を受けるが、たまにはこういうのんびりとした日も、よいものだ。時間がゆったりと過ぎて行く…

失敗、失敗!

4月28日(月)、夕方から神保町に出かける。いくつか書店をまわり、最近の雑誌・新刊書などをチェック。その後、近くで開催された某研究会に出席。先日の日記「或る日突然」をきっかけに開催の運びとなったもの。荒井由実の詞における物語性、筒美京平の…

或る日突然

若い知り合いの日記に、「トワ・エ・モワ」の曲が好きで、カラオケでも歌うと書いてあるのを読んで、高校時代のことを想い出してしまった。(何しろ、こちとら「或る日突然」「空よ」や、歌手は別だが「喝采」「夜間飛行」などを、リアルタイムで聴いていた…

寺院に響く妙音

午後から買い物に出かけた。ついでに、少し足を延ばして金沢文庫に寄り、「寺院に響く妙音」展を見る。展示品の大半は声明や雅楽の楽譜、といっても具体的な物としては一種の古文書で、漢文で書かれた経文や歌詞の脇に、博士(はかせ)という一種の図形記号…

茅ヶ崎・辻堂・藤沢

午後から外出。茅ヶ崎市美術館初の企画展「北斎・広重の湘南―風景と人物」を観る。道中、JRの車窓から何本かの松の木が見え、「いかにも湘南だ」と感じる。茅ヶ崎駅を降りると、すぐに一戸建ての家が並ぶ住宅街になり、松の木が植えられている庭も目に付く…

バラ色の雲

夕方、北や西の空の雲がバラ色に輝き、背景の青空と絶妙のコントラストだった。こういう空の絵を描いた画家は誰かいただろうか、などとぼんやり考えながら見ているうちに、昔のGSに「バラ色の雲」という曲があったのを思い出した。 ♪バラ色の雲と〜(リフ)…

音楽バトン

マイミクのピノ作様からいただいたバトン。 遅くなってスミマセン。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=180402779&owner_id=2444784 ■好きなアーティストを3人(グループ)教えてください。 JAGATARA 生活向上委員会大管弦楽団 渋さ知らズ 日本のジャズ、ロ…

大手町・竹橋・表参道

暑かったが、午後から外出。品川の手前で雷鳴が轟き、稲妻が落ちているのが目に入る。雨も降り始めた。しばらくOAZOで雨宿りした後、三の丸尚蔵館へ。若冲「動植綵絵」第4期を観る。「旭日鳳凰図」が圧倒的だった。スワーンベリをはるかに先取りしている。…

「渋さ」と瀧口修造

図書館で借りた「渋さ知らズ」(陣野俊史著、河出書房新社)という本を拾い読みする。昔よく聴いていた「生活向上委員会」(通称「セイコウイ」)と「渋さ」との比較考察などがあって、「フムフム」と納得しながら読み進めていたのだが、何と瀧口修造への言…

「トップランナー」

先月ジャズトリオ"JAM"を一緒に聴いた同好の士から、今日のNHKの番組「トップランナー」にJAMの母体となっているバンド SOIL&"PIMP"SESSIONS が出演すると教えられたので、チャンネルを3に合わせた。 この6人のバンドは、BBCから賞を受けたり、モントルー…

「渋さ」 at YOKOHAMA

昨晩は同好の士2名を誘い、横浜駅近くで行われた「渋さ知らズ」のライブに出かけた。先日の若手ジャズトリオ "JAM"の時と面子は同じ。次回は「渋さ」に行こうと話し合っていたのだ。 駅前の書店で待ち合わせ、蕎麦で腹ごしらえしてから、7時過ぎにライブハ…

赤の中の青

同好の士に誘われ、昨日は午後から外出。 まず馬車道のBankART Studio NYKで、しばらく海を眺めながら、香り高い(?)珈琲を飲む。近場の店に入り、久しぶりに牛丼で腹ごしらえした後(女性も牛丼を召し上がるのですねえ)、橋を渡って赤レンガ倉庫内のライ…

表参道・原宿・渋谷

風邪もまだ十分治っていなかったのだが、タダでジャズを楽しめるというので、昨日は午後から外出した。 同好の士と表参道のNADIFFで待ち合わせ(しばらくご無沙汰しているうちにスタッフも店内の様子も少し変わったようだ)、ヒルズをブラブラした後、まず太…

フルクサス展

このところ、いろいろ忙しくており、片付けないといけないことが溜まってしまったので、午前中は、あれこれ書類をひっくり返して準備し、午後からその処理のために出掛ける。 まず横浜で一件済ませ、さらに日比谷まで出て、手続きをする。一応手続きも無事終…

台風だというのに

24日、25日と続けて外出。 24日、まず神保町のT書店を覗く。以前、世田谷文学館で開催された「瀧口修造と武満徹」展の図録があった。余部が一冊も無くなっていたので買う。きちんとパラフィンが巻かれている。前の持主から大切にされていたことがわか…

エリック・サティとジョン・ケージ

昨晩は横須賀のカスヤの森現代美術館で高橋アキさんのピアノ・リサイタルを聴いた。昨年5月に続き2回目となるものだが、会場は美術館の一室にしつらえられ、席が僅か60席しかないため、昨年は申し込んだときにはすでに "sold out" で、聞き逃していたの…

静御膳にジャズライヴ

今日はNHK505スタジオの、「セッション505」の公開収録に行ってきた。 時間が十分あったから、NHKまで行く途中で美味しいコーヒーを飲もうと、マイミクのanneさんに教えてもらったカフェ・アプレミディを探してみたが、場所がわからず、そのあたりのスタバも…

キャッチウェーヴと装幀展

昨日、芸大の音楽学部で、小杉武久さんの特別講座 「Expanded Music―音と超越」 が開催されたので、潜り込ませていただいた。 小杉さんは、芸大在学中の1950年代の「グループ音楽」から、「キャッチ・ウェーヴ」「タージ・マハル旅行団」と、一貫して「即興」…

LPジャケットのデザイン

今朝の新聞広告で、雑誌が「ジャズのデザイン」という、LPジャケット・デザインの特集を組んでいると知り、午後から書店に出掛けた。 「英国ジャズマニア2人が厳選した、ジャズ黄金期の名作ジャケット」とタイトルされて、ブルーノート、プレスティッジな…

ほら吹き男とチェス狂い

あるミク友の日記に引用してあったフィンランドのジャズマン、ジミ・テナーのインタビューは、とても面白かった。 あのような、いい加減な受け答えや、どこまで本当でどこからが嘘なのかわからないような話をする人が、ジャズマンには結構多い。 先だって亡…