蟄居

2月12日(火)、連休中、眼に痒みを感じたので、近所の医者で目薬・抗アレルギー剤を処方してもらう。今年も花粉症の季節が始まった。この時期は北海道か海外に移住したいくらいだ。その後、週末までひたすら蟄居。来月初旬の発表のための資料作りの日々。

この間、このブログを読んで頂いている未知の読者から、メッセージを頂いた。佐谷画廊の「オマージュ瀧口修造」と称する催しについての照会だった。この十年くらいは関わっていないことを、その理由とともにお答えした。

同展は当初から、継続的に開催すること自体が目標となっており、近年のテーマは「オマージュ」と言うに値するか甚だ疑問である旨をお答えすると、メッセージを下さった方は、世の中の評価や先入観とあまりに異なっているので、大変驚かれたようだった。

続けて、佐谷氏は実際には瀧口さんとほとんど交流がなく、著作も読んでいないと思われること、したがって、カタログ後書きや著書などで佐谷氏が書いていることは、かなり虚構があると思われこと、この催し物は、商売や佐谷氏自身への権威付けのために瀧口修造の名前を利用するものに過ぎないと思われることなどを、証拠を挙げながら具体的にご説明した。

ついでに、佐谷画廊開設のための資金捻出を巡る話や、画廊の閉鎖に至るバブリーな経緯などについても書き添えたところ、「そのような事情があったとは・・・」と、ほとんど絶句されていた。

2月16日(土)、久しぶりに外出。神保町のT書店に行く。4冊ほど購入し、しばらく話し込む。話題は、橋下大阪府知事とのNHKとのやり取りやテレビ出演の際の態度、鳩山法務大臣の(度重なる)失言、道路特定財源特別会計の問題など。

N書店の知り合いに挨拶した後、丸の内のVに行き、知り合いの画商M氏と会う(ここを指定したのはもちろん私だ)。まだ夕方で、ブラッスリーのメニューが供されるには少し時間があったので、パン売り場でパンとサンドイッチを注文し、これを酒肴に赤ワインを飲む。

ワインもパンも大変おいしい上、某オークション会社の運営状態、某Y画伯の経歴・制作時期詐称疑惑、バー「ガストロ」の想い出など、話も大いに盛り上がり、すぐに夜の営業前のラストオーダーとなった。この日もパンを買い込んで、帰宅。