再びトリエンナーレへ

selavy2008-12-01

11月28日(金)、みなとみらい近くで知り合いと昼食。知り合いの友達も近くまで来ていることがわかり、急遽合流。その友達は、ご主人が職場でノイローゼに陥り、リストラされそうになっているという状況だそうだ。にもかかわらず、まるで他人事のような顔をして飄々としている。まだ童顔の残る若い方なのに、よくできた人だ。ご主人とはかなり歳が離れている由で、「入院した時にも看護婦さんに親子に間違われた」などと笑っている。久しぶりに楽しいひと時を過ごすことができた。
昼食後、二人と別れて、赤レンガ倉庫まで歩き、横浜トリエンナーレの続き。会期末が近いためか、平日にもかかわらず、若い観覧客が多い。先日十分に時間をとることができなかったタージマハル旅行団、ハイレッドセンターなどのドキュメンタリーフィルムを見る(離れたところから「肉体の叛乱」の音楽が聞こえてきて、閉口した)。前回素通りしてしまった灰野敬二、ハンネ・ダルボーフェンなどもこの日はじっくりと聞くことができた。
早めに切り上げて神奈川近代文学館にまわるつもりだったが、結局、終了時間の6時まで会場に居ることになった。桜木町駅まで歩いて戻る。途中ワールドポーターズの脇を通り運河パークまで行くと、MM21の夜景が海面に映って美しかった。

11月29日(土)、神奈川近代文学館に行き、5日(金)の某研究会での発表に備えて調べ物。ここはコピーが1枚40円と駒場日本近代文学館より安いが、こちらには所蔵されてなく、駒場にしかない雑誌類もある。
帰り道、石川町駅近くのラーメン屋が、開店○周年記念として値引きセールをしていた。夕食にはまだ早かったが、200円引きに釣られて入った。トッピングに海苔と煮玉子を入れてもらったら、結構な値段になってしまった。

11月30日(日)、知り合いのフランス文学の研究者からのお誘いで、フランスから来日している美術研究者に一緒に会うことになっていたが(日本のシュルレアリスム美術に関心を持っているとかで、説明役を仰せつかった訳)、朝、まさに出掛けようとしているところに電話が入り、そのフランス人の研究者が熱を出してキャンセルになった、とのこと。
手に余る任務から開放されてホッとすると同時に、その研究者に直にお会いできるのを楽しみにもしていたので(翻訳書も出ているかなりの大物なので)、少し残念な気持ちもする。
空いた時間で5日の発表準備に集中しようとするが、なかなか簡単に気持ちが切り替わらないものだ。