遠方より来る

「急遽、東京に行くことになったから、昼飯でも一緒に…」とのメッセージを、マイミクのマン・レイ・イスト氏から貰ったのは、昨日の夜中のことだった。この秋、韓国で開催される展覧会の打ち合わせだそうだ。

待ってましたというところだ。昼前に東京駅に到着した後、神田の古書店を覗きたいとのことなので、午後一時に神保町の某所で待ち合わせようということになった。

こちらは、昼前に家を出て、三の丸尚蔵館で、若冲の「動植綵絵」第五期を観た後、平川門から神保町に出ることにした。第五期、蛸や鯛は夏らしいが、何となく寂しい感じがした。第四期の印象が強烈すぎたのかもしれない。これでお終いという寂しさも確かにある。

それにしても今日は暑かった。待ち合わせた頃には、体中の水分が抜けて、2キロぐらい痩せた感じがしていた。早速二人で、蕎麦屋の某M翁に向かう。突き出しの蕎麦味噌と天ぷらを肴に、生ビールをジョッキで2杯。すぐに体に吸収されて、酔っている暇がない。涼やかな喉越しの手打ち蕎麦に舌鼓を打ち、最後に濃厚な蕎麦湯をいただく。いつ来ても美味い店だ。

某スタバでしばらく休んだ後、京橋の画廊に向かう。
マン・レイ・イスト氏とはここで別れ、こちらは別の画廊をいくつか巡り、夕方帰宅。