2005-01-01から1年間の記事一覧

12月31日の食事

朝、カレーパン、蒸しパン。トマト。カット野菜に即席ドレッシング(りんご酢とヴァージンオリーヴ油・胡椒・塩を混ぜたもの。ただ、塩はブルターニュの天然塩と、こだわる)。コーヒー2杯。 昼、昨日のすき焼きの残り。食後に日本茶。 夜、スーパーで買っ…

12月29日の外出

午後、神保町の某T書店に行く。先に常連さんが一人。今日の話題は主に箱根駅伝、おせちセットの不味さ、食品添加物。さらに、カニや刺身の食べ方から、蒲鉾はどこが美味いかまでに及ぶ。戦前の仏文関係の本があったので購入。 年末の挨拶を交わして2階へ。…

12月24日の外出

午後から、銀座M画廊のMさんと、来年の企画について打ち合わせ。 その後、マイミクの方の日記に出てきた「クレムリ」を捜すも、場所がわからず。(普段のダウンジャケットではなく、先日ユニクロで買ったジャケットを着用していったのだが、残念だった。三…

12月23日の読書

午前、幸徳秋水『二十世紀之怪物帝国主義』 午後、幸徳秋水『社会主義神髄』 夜、『平民新聞論説集』、中江兆民『三酔人経綸問答』(まだ途中) 『社会主義神髄』が1903年の刊行とは、知らなかった。

月報が見当たらない・・・

このところの資料作りもやっと一段落したので、使った文献を少しずつ仕舞い始めているのだが、ある全集の中の1巻だけ、月報が行方不明になったまま、出てこない。 片付けを進めれば、どこからかひょっこり出てくるかもしれないと思っていたのだが、今日まで…

旅する眼差し展 その3

昨日(17日)、旅する眼差し展の最終日に「最後の見納めを・・・」と思い、昼前に日吉に到着したが、キャンパス入り口に掲げられていた看板は、すでに撤去され、来往舎の前の案内も出ていない。 少し様子が変だなあと思いつつ、会場まで行くと、ガラス越しに、…

旅する眼差し展 その2

午後から慶應義塾大学日吉校舎の「瀧口修造1958 旅する眼差し」展に行くことにし、いよいよ後は戸締りをするだけ、という段階になって、電話が鳴った。 実は今日は、朝からセールスの電話が2件架ってきて、いらいらしていたので、そのまま電話に出ずに出掛…

フルクサス展

このところ、いろいろ忙しくており、片付けないといけないことが溜まってしまったので、午前中は、あれこれ書類をひっくり返して準備し、午後からその処理のために出掛ける。 まず横浜で一件済ませ、さらに日比谷まで出て、手続きをする。一応手続きも無事終…

旅する眼差し展

午前中、電話があり、昨日の電話は、富山の瀧口修造ファンからだと判明した。日吉の展示に行くから会いたいという趣旨。 もちろん、大歓迎。午後から慶応大学の日吉校舎まで出かけて合流し、一緒に展示を見てきた。 展示の詳細は、瀧口修造コミュにアップし…

外出

2日(金) 東博の北斎展に行く。2回目。 到着した2時半頃には、すでに「30分待ち」だった。 中もかなり混んでいたが、春に見た横浜美術館のルーブル展よりは人が制限されていて、何とか見られる。 それに作品を見ているだけで、十分満足でき、混んでい…

ガストロと東野芳明氏

先日の日記にバー「ガストロ」の話を書いたが、マスターのもっとも親しい美術評論家は、実は東野芳明氏だった。東野氏のことがよく話題に上ったし、ドアを開けて入った右側の壁には、確か東野氏が撮影した水中写真が飾ってあったと思う。東野氏は、スキュー…

キバ・キバ・ウエノ

午後から東京まで出た。木場の都現代美術館「東京府美術館の時代1926−1970」「イサム・ノグチ展」の後、上野にまわって「北斎展」を見る。 「東京府美術館の時代」は、かなり面白かった。1945年までは、洋画がいくら頑張ったところで、日本画にはかなわなか…

バー「ガストロ」の想い出

銀座コリドー街にあったバー「ガストロ」のことは、色々な人が語っているが、たまたま昨日、ふとしたきっかけで当時のことを振り返る機会があったので、書いておくことにしたい。 本当に奇蹟のようなスペースだった。カウンターに5〜6席。他に二人用のテー…

クレパン・ルサージュ・ダーガー

朝方の雨も上がり、昼前には晴れてきた。空気がひんやりして気持ちがいい。午後から外出。銀座の資生堂ギャラリーでアール・ブリュット展を見る。 何年か前に世田谷美術館で開催されたパラレル・ビジョン展を見逃しているので、クレパン、ルサージュ、ダーガ…

郵便物と高嶺(高値)の花

いろいろな郵便物が届いた。 ①先日個展を拝見した画家からのお礼状。これは自らの作品を葉書にした、文字通りの絵はがきだ。紙の材質が素晴らしく、そこに別の印刷物がコラージュされている。 ②知り合いの若い詩人の、最近の作品の掲載誌コピー。英訳されて…

空は天使のように美しい

空は天使のように美しい。 青空と波とが一体となる。 僕は出かける。もし光が僕を傷つけたら 僕は苔の上で死のう。 (A.ランボー「五月の旗」より) Le ciel est joli comme un ange. L'azur et l'onde communient. Je sors. Si un rayon me blesse Je succo…

2005年11月6日 葉山から藤沢へ

体調も戻ったようなので、久しぶりに外出した。 まず神奈川近美葉山館の「シュヴァンクマイエル」展。 もっと早く行っておくのだった。 美術館に到着すると、チケット売場の前に人の姿が見えるし、コインロッカーを使おうとしたら、何とすべてふさがっていた…

行けない

またしても熱っぽくて、行きたい展覧会にも行けない。 終日、家でブラブラ。 イタリアに留学している友人が、「瀧口修造 夢の漂流物」展の図録の感想をメールしてくれた。 彼に図録を送ったら、ムナーリの絵本をお礼に頂いたことは、以前、日記に書いたこと…

フィリパキのオークション

マイミクのぱらんさんが、パリのクリスティーズで先週開催された、オークションのカタログを送ってくれた。全部で3分冊の、豪華なハードカヴァーのカタログだ。 フィリパキは、出版で財を成した、シュルレアリスム関係の大コレクターで、その美術品のコレク…

関内・麻布十番・早稲田

少し熱っぽかったが、風邪が思っていたほど悪くはならなかったので、雨の上がった午後から外出。まず、関内Y堂書店で今日から始まった「横浜古書まつり」へ。 戦前・戦中のある分野の資料が、まだ残っていたので、購入する。出遅れてしまい、売れたかと思っ…

不思議なことが

不思議なことがあるものだ。 管理人を務めているアンドレ・ブルトンのコミュで、ブルトン研究者であるジョルジュ・セバーグの話題で盛り上がったと思ったら(といっても約二名の間でだが)、当のセバーグ氏が来日して、来週、講演会が開催されるそうだ。 し…

ブックカフェと仏頭と

昼に元マイミクの(mixiを退会した)人と待ち合わせて、神田の東京古書会館地下ホールで開催された「アンダーグラウンド・ブックカフェ」を覗く。だが、あまり買うものが見当たらない。やはり掘出物は朝一番で売れてしまうようだ。 気をとり直して昼食にし、…

人生を変える本

夕方買い物に出たついでに、本屋で立ち読みをする。文藝春秋の増刊で「私の人生を変えた一冊の本」とかいう増刊が出ていた。目次にざっと目を通したが、パスだった。 私自身のことを振り返ると、そういう本は『瀧口修造の詩的実験1927〜1937』か、あるいは『…

日本橋から九段下へ

三井記念美術館の開設記念特別展Ⅰ「美の伝統 三井家伝世の名宝」を観るため、日本橋まで出かける。標題のとおり歴史の厚味を感じさせる、充実した展示だった。 陶磁では、志野茶碗「銘卯花墻」、黒楽茶碗「銘俊寛」、黒楽茶碗「銘雨雲」、大名物「三好粉引」…

白金・麻布十番・竹芝

庭園美術館で「庭園植物記」展を見る。 チケットやポスターに東松照明の「ゴールデン・マッシュルーム」が使われているので、戦後の写真家の植物写真を集めた展覧会かと思っていたが、そうではなかった。 まず会場に入ると、高橋由一の植物図譜稿が目を引く…

夢の中で

昨日は早稲田から神保町へと、半日ほど古本屋めぐり。その後、夕方から、田町で開かれていた会に顔を出す。昔お世話になった方も何人か来ていて、久ぶりでご挨拶した。私のことを一応は覚えていて下さった。 「おうっ。久しぶり。今どうしてるんだ?」 「い…

新宿・早稲田・神保町

午前中に家を出て、新宿は損保ジャパン東郷青児美術館の「プラート美術の至宝」展に行く。目下、改装中の、プラート市(フィレンツェの隣)美術館の所蔵品を中心とした展覧会で、フィリポ・リッピ、ウッチェロなどが来ているという。しかも10月1日は感謝デー…

おお季節よ、おお城よ!

今日は近所のスーパーの阪神タイガース優勝記念セールだったが、出遅れて、夕方になってしまった。 このあたりは大手スーパーの激戦地区で、ライバル同士の店が三つ競合している。ところが不思議なことに、このうち二つが、今日からこの優勝記念セールを開催…

台風だというのに

24日、25日と続けて外出。 24日、まず神保町のT書店を覗く。以前、世田谷文学館で開催された「瀧口修造と武満徹」展の図録があった。余部が一冊も無くなっていたので買う。きちんとパラフィンが巻かれている。前の持主から大切にされていたことがわか…

鉄と岩と空間と

23日、午後から横浜美術館へ行き、元マイミクの方と「リ・ウファン 余白の芸術」展を見る。美術館の前にも鉄板と岩による立体が置かれている。館内に入ると、今日は作家によるレクチャーの日だったが、すでに満員の盛況。聴講は諦めて、展示を見る。 人影…