2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

フィリパキのオークション

マイミクのぱらんさんが、パリのクリスティーズで先週開催された、オークションのカタログを送ってくれた。全部で3分冊の、豪華なハードカヴァーのカタログだ。 フィリパキは、出版で財を成した、シュルレアリスム関係の大コレクターで、その美術品のコレク…

関内・麻布十番・早稲田

少し熱っぽかったが、風邪が思っていたほど悪くはならなかったので、雨の上がった午後から外出。まず、関内Y堂書店で今日から始まった「横浜古書まつり」へ。 戦前・戦中のある分野の資料が、まだ残っていたので、購入する。出遅れてしまい、売れたかと思っ…

不思議なことが

不思議なことがあるものだ。 管理人を務めているアンドレ・ブルトンのコミュで、ブルトン研究者であるジョルジュ・セバーグの話題で盛り上がったと思ったら(といっても約二名の間でだが)、当のセバーグ氏が来日して、来週、講演会が開催されるそうだ。 し…

ブックカフェと仏頭と

昼に元マイミクの(mixiを退会した)人と待ち合わせて、神田の東京古書会館地下ホールで開催された「アンダーグラウンド・ブックカフェ」を覗く。だが、あまり買うものが見当たらない。やはり掘出物は朝一番で売れてしまうようだ。 気をとり直して昼食にし、…

人生を変える本

夕方買い物に出たついでに、本屋で立ち読みをする。文藝春秋の増刊で「私の人生を変えた一冊の本」とかいう増刊が出ていた。目次にざっと目を通したが、パスだった。 私自身のことを振り返ると、そういう本は『瀧口修造の詩的実験1927〜1937』か、あるいは『…

日本橋から九段下へ

三井記念美術館の開設記念特別展Ⅰ「美の伝統 三井家伝世の名宝」を観るため、日本橋まで出かける。標題のとおり歴史の厚味を感じさせる、充実した展示だった。 陶磁では、志野茶碗「銘卯花墻」、黒楽茶碗「銘俊寛」、黒楽茶碗「銘雨雲」、大名物「三好粉引」…

白金・麻布十番・竹芝

庭園美術館で「庭園植物記」展を見る。 チケットやポスターに東松照明の「ゴールデン・マッシュルーム」が使われているので、戦後の写真家の植物写真を集めた展覧会かと思っていたが、そうではなかった。 まず会場に入ると、高橋由一の植物図譜稿が目を引く…

夢の中で

昨日は早稲田から神保町へと、半日ほど古本屋めぐり。その後、夕方から、田町で開かれていた会に顔を出す。昔お世話になった方も何人か来ていて、久ぶりでご挨拶した。私のことを一応は覚えていて下さった。 「おうっ。久しぶり。今どうしてるんだ?」 「い…

新宿・早稲田・神保町

午前中に家を出て、新宿は損保ジャパン東郷青児美術館の「プラート美術の至宝」展に行く。目下、改装中の、プラート市(フィレンツェの隣)美術館の所蔵品を中心とした展覧会で、フィリポ・リッピ、ウッチェロなどが来ているという。しかも10月1日は感謝デー…