2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

失敗、失敗!

4月28日(月)、夕方から神保町に出かける。いくつか書店をまわり、最近の雑誌・新刊書などをチェック。その後、近くで開催された某研究会に出席。先日の日記「或る日突然」をきっかけに開催の運びとなったもの。荒井由実の詞における物語性、筒美京平の…

「篤姫」と「竜馬が行く」

4月27日(日)、NHKの大河ドラマ「篤姫」を初めて見た。なかなか面白かった。たぶん続けて観てしまうだろう。 小澤征悦が演じる西郷隆盛は、下級武士出身であることを強調する演出のせいか、まだ大物の片鱗すら窺えないが、特に目と眉毛のあたりが有名な…

シュルレアリスムの宇宙と「古本年鑑」

4月20日(日)、昼前に外出。恵比寿の東京都写真美術館の「シュルレアリスムと写真」展の関連シンポジウム「シュルレアリスムの宇宙」を聴く。演題は次のとおり。各発表とも持ち時間30分では収まらない、ズッシリ重い内容だった。 第一部「シュルレアリ…

結果は抽籤で

4月17日(木)、夕方から出掛け、九段下の某所で開催された研究会で発表する。内容は1930年代末頃に発表された瀧口修造の写真論の今日的意義について。10名くらいの小ぢんまりした会だったが、話が逸れるということもなく、何とか無事に終了した。 写真を…

或る日突然

若い知り合いの日記に、「トワ・エ・モワ」の曲が好きで、カラオケでも歌うと書いてあるのを読んで、高校時代のことを想い出してしまった。(何しろ、こちとら「或る日突然」「空よ」や、歌手は別だが「喝采」「夜間飛行」などを、リアルタイムで聴いていた…

上野から神保町へ

4月15日(火)、朝9時過ぎに電話が架かってくる。この時間ならコレクターの大先達Kさんだろうと思い、受話器をとると、予想に反して「もしもし、Oです。」と懐かしい声がした。音楽関係の方で、最後にお目にかかったのは6年ほど前だろうか。いつもタダ…

立方体はブドウ酒の味がする

4月11日(金)、午後から恵比寿の写真美術館の図書室に行き、発表に備えて調べ物(だが肝心の資料が使用中となっており、また出直さなくてはいけない。トホホ)。その後、六本木に出て、富士ゼロックス・アートスペースで開催されている戸村浩展を見る。…

すべては粛々と

永井荷風の「花火」に次のような有名な一節がある。 「明治四十四年慶応義塾に通勤する頃、わたしはその道すがら折々市ヶ谷の通で囚人馬車が五六台も引続いて日比谷の裁判所の方へ走つて行くのを見た。わたしはこれ迄見聞した世上の事件の中で、この折程云ふ…

絵画の鎖・光の森

4月7日(月)、渋谷区立松濤美術館の「中西夏之新作展―絵画の鎖・光の森」のオープニング・レセプションに出かける。美術館で「新作展」とは、凄い(そして間違いなく画期的な)ことだ。地下1階と地上2階の2フロアは白色を基調とする新作の(おそらく連…

お花見

4月3日(木)、地元の知人と昼前に落ち合い、三渓園でお花見をする。途中の本牧通りの桜並木もちょうど見ごろで、まずは通りに面したデニーズに入ってランチ(残念ながら窓側ではなく壁際の席に案内された)。時間をとるのでコーヒーは省略し、食べ終わる…

シングル・シンプルライフ

4月1日(火)、予定していた花見が3日に延期となり、急遽、世田谷文学館「永井荷風のシングル・シンプルライフ」展を観ることにする。数年前まで千歳烏山あたりに住んでいたので、まずはその頃よく通った鰻屋で(遅めの)昼食。テレビで韓国ドラマ(どう…

目黒から中目黒へ

3月最後の日、目黒の東京都庭園美術館で「建築の記憶 写真と建築の近現代」展を観る。前半の江戸・明治期の写真(城、宮城、ニコライ堂など)の写真には圧倒的な「記憶の厚み」が感じられたが、時代が下るにしたがって、その厚みが薄れてくる(桂離宮を撮影…