2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

明日から値上げ

東京・京都・奈良の国立博物館3館の観覧料が、明日10月1日から値上げされるそうだ。例えば、東博の平常展は420円が600円に、パスポートは年間3000円が4000円になる由。かなり大幅な値上げだ。年に4回ほど開催される特別展も、たぶん引き上げられるのだろう。…

YS-11の想い出

国産の旅客機YS-11が引退するそうだ。一度乗った時のことを、今でも鮮明に覚えている。あれは富山近代美術館に「戦後美術と瀧口修造」展を観に行った時のことだから、おそらく20数年前ということになるだろう。この日はたまたま台風が通り過ぎた直後で、上空…

寺院に響く妙音

午後から買い物に出かけた。ついでに、少し足を延ばして金沢文庫に寄り、「寺院に響く妙音」展を見る。展示品の大半は声明や雅楽の楽譜、といっても具体的な物としては一種の古文書で、漢文で書かれた経文や歌詞の脇に、博士(はかせ)という一種の図形記号…

天気予報

いつものとおり、朝、散歩に出かけた。昨日は「涼しい」を通り越して「肌寒い」感じだったので、今日は上着を着て家を出た。昨日と同じように、今朝もいつ雨が降り始めてもおかしくない雲行き。街路樹の銀杏からもうギンナンが落ちている。まだ熟してはいな…

日曜美術館など

先日、芸大美術館に行き「30年展」を見て来たばかりなので、これを番組自らがどういう風に採り上げているのだろうと思い、昨日、チャンネルを合わせてみた。地下2階から地上3階へと、会場の順路をそのまま辿る構成で、あの展示の紹介としては、こんなも…

ハシゴの弊害(その2)

何故、人は美術品を観るためにわざわざ美術館に行くのだろう? そこに美術館があるから。これはあたりまえのことかもしれない。だが、美術館というものが近代に初めて生まれたものである以上、美術館を訪れるのは、近代以降の特殊な観賞の仕方であることは、…

ハシゴの弊害

展覧会を同じ日にいくつも続けて見るのは、あまりよいことではない。後から見る展示が前の展示に左右されて、白紙ではない状態で受け止めることになりがちである。この夏の経験では、チリーダ展とジャコメッティ展がそうだった。チリーダ展を先に見たので、…

上野・上野・有楽町

台風の雨も一応上がったようなので、昼過ぎから東京に出かける。まずは上野の芸大美術館「NHK日曜美術館30年展」へ。この天気なのに予想外の人だ。NHKグループの動員力は空恐ろしい。最初の地下2階の展示室など、五重六重の人垣越しでないと見ることができ…

終日蟄居

出光美術館で開催されている宗達・光琳・抱一の「風神・雷神図屏風」展を観に行こうと思っていたが、雨が降り始めたので、終日、家で琳派の解説などを読んで過ごす。3点が一堂に会するのは1940年以来、66年振りとのこと。元絵と模写という関係なのだ…

両国・神保町・横浜

15日、両国の江戸東京博物館で開催されている「始皇帝と彩色兵馬俑―司馬遷と『史記』の世界」展を観る。ある人から頂いた招待券の有効期限が15日までだと、当日の昼まで気が付かず、慌てて駆けつけたのだ。タイトルからすると、秦の始皇帝の兵馬俑に関する、…

日ノ出町・黄金町・伊勢佐木町

午後から横浜市中央図書館に行く。調べ物がいくつかあったのだが、早めに切り上げ、帰り道に伊勢佐木町を訪れることにする。ここは古くからの商店街で、黄金町駅前から関内駅までの約2kmほどの間に、古本屋さんも7〜8軒ほどある。ある知り合いの方から…

画像のアップ

東京まで出掛けるつもりだったが、雨模様なので、終日家に籠もる。といっても、朝と夕には、日課にしている散歩に行った。だいぶ涼しくなってきたものである。特に今日の夕方は、朝より気温が低く、半袖では寒かった。公園の草むらを通りかかった時に、バッ…

茅ヶ崎・辻堂・藤沢

午後から外出。茅ヶ崎市美術館初の企画展「北斎・広重の湘南―風景と人物」を観る。道中、JRの車窓から何本かの松の木が見え、「いかにも湘南だ」と感じる。茅ヶ崎駅を降りると、すぐに一戸建ての家が並ぶ住宅街になり、松の木が植えられている庭も目に付く…

上野・上野・浜松町

昼前に外出。東博の「中国書画精華」展を観る。東洋館第8室の入り口にたどり着いて右を観ると、そこに李迪筆「紅白芙蓉図」が掛けられていた。花弁の色が鮮やかなのに対し、葉は少し褪色しているようだが、そういうところも含め、このうえなく高貴に見える…

イラつく一日

朝のニュースによれば、公務員による飲酒運転事故が全国的に後を絶たない事態に鑑み、ある地方公共団体では、幹部職員に対して飲酒運転防止の研修を行うことにしたそうだ。以後順次、一般職員にも研修対象を拡げる由。全く呆れて、開いた口がふさがらない。…

外苑前から新橋へ

昼前から外出。 まず外苑前のトキ・アートスペースでアーティスト・ブック展を観る。50〜60人のグループ展(9割は女性)。50年代生まれから80年代生まれと、作家さんの世代がたいへん幅広い。これだけの人数の参加を募るのは大変な動員力で、その点…