2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

メセム属 超現実主義写真集

七夕の大市、といっても何のことやらおわかりでない方もいらっしゃるかもしれないが、正式には「七夕古書大入札会」という。古書の業界の一大イヴェントである。その目録が先日送られてきたので、何かめぼしいものがないかと思って見ていると、下郷羊雄『メ…

「暦象」瀧口修造特集号

数日前、ある古書店の目録に、雑誌「暦象」の第92集(暦象社、1979年12月)が載っていることに気付いた。目録が到着してからかなり日数が経っていたので、もう売れてしまっただろうとは思ったが、ダメモトで電話してみると「まだあります」とのこと。本日、…

「見えない本」と「見える本」

イタリアに留学している知り合いが、「瀧口修造 夢の漂流物」展を観ることが出来ず、「せめて図録だけでも…」というリクエストだったので、4月に発送したところ、約1月半かかって到着し、「お礼に」と、B.ムナーリの『見えない本』を送ってくれた。 Fa par…

マルチプル・ショー at 町田

町田市立国際版画美術館の「マルチプル・ショー デュシャンからリキテンスタインへ」に行ってきた。初めてなので道に迷わないか心配だったが、マイミクかのさんに道筋を教えてもらったおかげで、無事たどり着けた。 梅雨明けを思わせる強い陽射しのなかを、1…

小山田二郎展

午後から東京まで出かける。京橋界隈の画廊を廻っていると、ある画廊で、大先達のコレクターKさんと、バッタリ鉢合わせる。話題は富山の「瀧口修造 夢の漂流物」展や「村上華岳」展から、京都画壇、京都の画商へと拡がり、さらに魯山人、八木一夫などに及ぶ…

三島由紀夫と円空展

まだまだ会期があると思っていた三島由紀夫展だが、気がつくと5日までなので、今日、行ってきた。 肉筆、書簡、初版本などを中心とする展示で、なかなか充実していた。特に原稿、創作ノート、書簡などが面白かった。書籍では『花ざかりの森』は前にも見たこ…