2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ガストロと東野芳明氏

先日の日記にバー「ガストロ」の話を書いたが、マスターのもっとも親しい美術評論家は、実は東野芳明氏だった。東野氏のことがよく話題に上ったし、ドアを開けて入った右側の壁には、確か東野氏が撮影した水中写真が飾ってあったと思う。東野氏は、スキュー…

キバ・キバ・ウエノ

午後から東京まで出た。木場の都現代美術館「東京府美術館の時代1926−1970」「イサム・ノグチ展」の後、上野にまわって「北斎展」を見る。 「東京府美術館の時代」は、かなり面白かった。1945年までは、洋画がいくら頑張ったところで、日本画にはかなわなか…

バー「ガストロ」の想い出

銀座コリドー街にあったバー「ガストロ」のことは、色々な人が語っているが、たまたま昨日、ふとしたきっかけで当時のことを振り返る機会があったので、書いておくことにしたい。 本当に奇蹟のようなスペースだった。カウンターに5〜6席。他に二人用のテー…

クレパン・ルサージュ・ダーガー

朝方の雨も上がり、昼前には晴れてきた。空気がひんやりして気持ちがいい。午後から外出。銀座の資生堂ギャラリーでアール・ブリュット展を見る。 何年か前に世田谷美術館で開催されたパラレル・ビジョン展を見逃しているので、クレパン、ルサージュ、ダーガ…

郵便物と高嶺(高値)の花

いろいろな郵便物が届いた。 ①先日個展を拝見した画家からのお礼状。これは自らの作品を葉書にした、文字通りの絵はがきだ。紙の材質が素晴らしく、そこに別の印刷物がコラージュされている。 ②知り合いの若い詩人の、最近の作品の掲載誌コピー。英訳されて…

空は天使のように美しい

空は天使のように美しい。 青空と波とが一体となる。 僕は出かける。もし光が僕を傷つけたら 僕は苔の上で死のう。 (A.ランボー「五月の旗」より) Le ciel est joli comme un ange. L'azur et l'onde communient. Je sors. Si un rayon me blesse Je succo…

2005年11月6日 葉山から藤沢へ

体調も戻ったようなので、久しぶりに外出した。 まず神奈川近美葉山館の「シュヴァンクマイエル」展。 もっと早く行っておくのだった。 美術館に到着すると、チケット売場の前に人の姿が見えるし、コインロッカーを使おうとしたら、何とすべてふさがっていた…

行けない

またしても熱っぽくて、行きたい展覧会にも行けない。 終日、家でブラブラ。 イタリアに留学している友人が、「瀧口修造 夢の漂流物」展の図録の感想をメールしてくれた。 彼に図録を送ったら、ムナーリの絵本をお礼に頂いたことは、以前、日記に書いたこと…