模様替え

10月某日、横浜球場近くの診療所に行き、健康診断を受ける。確か10年振りくらいだ。アルコール分の摂取し過ぎで、肝機能にかなり問題があるらしい。来月再検査を受けるよう指示されてしまった。それにしても、身長が0.4センチ伸びていたのは何故だろう。
10月某日、京都から出てきた友人と神保町T書店で待ち合わせて、早稲田の某所で開催された研究会へ。その前、友人が何かマン・レイに関する調べものがあるというので、連れられて交差点のそばの「ギャラリーかわまつ」に寄る。ちょうどアーティストの北川健次さんが個展の準備で来廊されていた。初対面だったが、私のことをご存知の様子で、しばらく北川さんの最近のお仕事や、瀧口修造のことなどをお話しする。友人と早稲田に回り、研究会に出席する。シュルレアリスムに関連した発表が2本。質疑応答も活発で、終了した時には7時半をかなり過ぎていた。そのまま他の出席者と連れ立って居酒屋に行き、かなり飲んでしまった。アルコールは控えるように言われたばかりなのだが・・・。翌日もその友人と神保町や新国立美術館に行く約束をしていたのに、キャンセルさせてもらった。申し訳ないことをしてしまった
10月某日、神保町まで出かけ、T書店で本の買い取りの打ち合わせをした後、古書会館で開催されているアングラ・ブックカフェへ。まず二階で開催されている和田誠展を観る。トムズ・ボックスの経営者である土井さんが蒐集された本や雑誌、ポスターなどを展示したもの。よくぞここまで集めたものだと脱帽した。地下の古書展では、いくつか目についた本があったが、芸新のバックナンバーを数冊拾ったくらい。先立つもの(と保管場所)があればいくらでも買えるのだが・・・。ちょうど会場に居たN書店の知り合いと少し立ち話をし、美味しいコーヒーをいただいて、早々に帰宅(翌日の下準備があったので)。夜のイベントに予定されていた落語を聴けなかったのが少し残念だ。
10月某日、T書店の店主とM君に、本を引き取りに来てもらった。といっても、もちろん要らなくなった本だけだが。台車の通路を作って運んでもらったので、午前中で作業は終わった。目下、後片付けをしているところだが、今まで本があった空間にぽっかり穴が空いているのは、やはり寂しさも感じる。だが、「これで部屋の模様替えもできる」と、前向きに考えることにしよう。