資料作り

6月18日(水)。先週から続けてきた今度の土曜日の発表のための資料作り、どうにか目処がついたようだ。あとは写真を切り貼りすれば出来上がり(のはず。といっても、切り貼りしてから資料本文と付け合せると、また修正が必要な箇所が出てきたりするのだが・・・)。

一度、文章で発表したことのある内容なので、もっと早く片付くと思っていたが、いざ着手してみると、予想外に難航してしまった。今回の発表は専門家向けだから、論理の運びにそれなりの精度が求められるし、資料の裏付けも具体的でないといけない。というわけで、詰めの作業に手間取ってしまったのだ。

だがこの作業中に、以前は見落としていた論点を発見することができたし、暗記するほど親しんでいたはずの基本資料のひとつに、読み違いがあることもわかった。こういう機会を頂くのは、やはりありがたいものだ。

ただ気になるのは、資料として引用した、ある記事の初出雑誌(1930年頃の刊行)が見当たらないことだ。表紙のデザインが眼に浮かぶくらいだから、入手したのは間違いないと思う。どこにしまい込んだものか・・・。発表が終ったら、徹底的に探すことにしよう。(我ながら「発表が終ったら」と先送りにしていることが多すぎ。実は今日も、九段下で某研究会が開催されていたはずなのだが、欠席せざるを得なかった。なかなか興味深いテーマだったのに残念だ。)

外出を控えている間に、世の中ではいろいろな出来事があった。宮城・岩手では大変な地震があったし(被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます)、将棋の羽生三冠が名人位復帰を果たした。巨人には何と貯金までできたそうだ。おまけに例の運慶作「大日如来坐像」も公開されているという。家で切り貼り作業に手間取っている場合ではない。早めに終らせて、明日あたり見に行きたいものだ。