書店からユニクロへ

芸術新潮を買いに、少し離れた書店まで出掛けた。(気になっていたので、その後先日の書店で確かめると「いつも取次ぎから2〜3部入ってきますが、無いですか? 無ければ売り切れです」という回答だった)。今日行った書店では、平台に置かれ、残部は5部くらいと、かなり部数が捌けているようである。

パラパラめくると、図版は豊富だし、国立国際美の平芳さんの解説もなかなか行き届いているようだ。デュシャンの生涯に沿って述べられ、「デュシャン事件簿1〜6」というコラムもある。「漱石事件簿」なども、コミックで、すでにあるが、こういう題は効果的だ。

展覧会紹介のページには「瀧口修造 夢の漂流物」展も載っており「瀧口修造が国内外の美術家との交流を通じて収集した」と記されている。しかしこれはいただけない。瀧口さんは「収集ではない」と明言しているし、むしろ、「収集ではない」ところこそが、ミソのはずなのだが。

ともあれ、芸新を買い、書店の売場を少しうろついた後、近くのユニクロへ。どういう商品が並び、いくらぐらいかを、見るだけのつもりだったが、冬物のバーゲンなのか、ジャケットが安かったので、ついつい買ってしまった。シャツやパンツを我慢したところは、我ながらエライが、最近太ってきたので、いずれ買わなくてはいけないだろう。