夢の中で

昨日は早稲田から神保町へと、半日ほど古本屋めぐり。その後、夕方から、田町で開かれていた会に顔を出す。昔お世話になった方も何人か来ていて、久ぶりでご挨拶した。私のことを一応は覚えていて下さった。

「おうっ。久しぶり。今どうしてるんだ?」
「いえ、別に何も。家でクスブッテますけど…」
「そうか…」

それでも、この春開催された瀧口修造展をちゃんと見ていて下さった方がいた。
「あれはいい展覧会だった。図録も充実していた」
こう言われると、間接的に係わっただけだが、やはりうれしい。その後、何もアウトプットしていないのが、我ながら口惜しいが。

久しぶりのアルコールで、電車を終点まで乗り過ごした。折り返しがまだある時間だったので助かった。一人とぼとぼ夜の街を歩くのは侘しい。すっかり遅くなったので、風呂を省略してシャワーだけにして寝た。

夢の中でも、どこか田舎の町を歩き回っていた。何か陰惨な事件に巻き込まれたらしく、暗い気持ちで役場を捜している。事件を報告して、後始末を頼もうとしているらしい。やっと役場にたどり着いたようだが、職員に話し掛けようとすると、みな急に忙しそうにして下をむいてしまう。

たらい回しにされているのか、建物の長い廊下をとおって、フウフウ言いながら階段をあがっている。太ももとふくらはぎがつりそうになる。ああ、痛いよ!痛いよ!…と叫ぼうとすると、本当に痛さで目が覚めてしまった。左足のふくらはぎの外側の部分がつって、こむらがえりを起こしていたのだ。

今日は終日、家にいた。