郵便物と高嶺(高値)の花

いろいろな郵便物が届いた。

①先日個展を拝見した画家からのお礼状。これは自らの作品を葉書にした、文字通りの絵はがきだ。紙の材質が素晴らしく、そこに別の印刷物がコラージュされている。

②知り合いの若い詩人の、最近の作品の掲載誌コピー。英訳されて吉岡実あたりと並べられて紹介されている。彼の仕事からすれば、まあ当然の扱いだろう。第二詩集も計画している由。

③富山在住の詩人の同人誌。年明けにお眼にかかることになった。

④1ヶ月ほど前に注文した"DYN"誌のリプリント版。(これは1930年代後半にシュルレアリスム運動に加わったウォルフガング・パーレンが出していた雑誌で、リプリントのあることをブルトンのコミュで教えていただいたもの)

⑤大阪の古書店の目録。瀧口修造の自筆原稿14枚が、また出ている。ダリの翻訳の訳稿だから、これで約47万円だと、やはり売れないだろう。他に、漱石の初版本19冊一括で1050万円也。3億円あれば買うかもしれないが、今の私には高嶺の花だ。いや高値の花か。