画廊巡り(続き)

今日も午後から画廊巡り。(昨日、廻りきれなかったのだ。)銀座5丁目の画廊から始め、京橋まで。

作家在廊の場合、つい話を聴きたくなる。京橋の画廊で、カンバスにアクリルで水玉模様を描いた作品を制作している作家の話を聴いた。水玉模様といっても、単純なものではなく、輪郭が比較的明瞭なものと、背景の白地に溶け込んでいるような、微妙な描き方の2通りが混在し、水中を浮遊しているような錯覚を引き起こす。

どうやって描いたのかと伺うと、エアーブラシを用いて、噴射時間を調節することによって、輪郭が明確なものと曖昧なものを描き分けているとのこと。言われてみればなるほどと思うが、言われるまでは想像も付かなかった。

別の画廊では、作家さんではなく、画廊のオーナーとお話しした。ここを訪れるのは5〜6年ぶりだろうか。アルミを溶かして鋳造した立体の作品が展示されていた。いつだったか世田谷美術館で見た、火災で全身が焼かれて炭化してしまった東寺の仏像を思わせるものもあった。

こんな調子で、予定より大幅に時間がかかってしまった。八重洲ブックセンターには立ち寄らないまま帰宅。