いざ鎌倉

3月20日(火)。晴れ。今日も風が冷たかったが、日中、日向に出ると暖かさも感じられた。もうお彼岸だから、寒さもそろそろお終いだろう。東京では全国で最も早く桜が開花したそうだ。

午前中、知り合いから電話があった。長電話にならないように切り上げて、鎌倉まで墓参りに行く。その後、近代美術館の鷲見和紀郎・畠山直哉展を見る。1月のオープニング・レセプションは、確か冬の嵐になって出そびれてしまったのだ。その後、気にはなっていたのだが、早くも最終日が迫って来てしまった。

畠山の東京タワーを撮影した写真が気になった。あのアングルは空中からでないと撮影できないはずだが・・・。また鷲見の作品では《EVIDENCE》という、ブロンズと細い蛍光管を平行的に立てた立体が、蛍光管の周囲まで立体が拡がっているような感じがして、面白かった。

美術館の前の池には白鷺の番い(になるかならないかという感じの2羽)が来ていた。先に雌が池の中に佇んでいたのだが、雄が舞い降りてきて、雌を追いかけると、雌はそっけなく飛び立って近くの木に停まった。仕方なく雄は1羽で餌を求めて池の中を歩き回っていた。そういえば、途中に訪れた墓地の上空でも、雄の烏がしきりに雌を追い回していた。生き物の世界では、着実に春が来ているのだ。
さて、これから発表資料作成作業の続きだ。