年末年始

先週1週間、銀座の某ビジネスホテルに滞在しており、ご挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。
12月30日、ホテルにチェックインした後、午後から歳末の銀座をブラブラする。夕方、ホテルの向かいの蕎麦屋に入るが、あまり美味しくなく、フラストレーションがたまる。
12月31日、午前中、銀座テアトルで映画「夜顔」を観る(大傑作と評する向きもあったが、期待外れだった)。昼過ぎに神保町のM翁に行くが、すでに長蛇の列ができていたので諦め、三省堂二階の喫茶室で遅めの昼食。プランタン地下でフランスパンを買い込み、夜食。
1月1日、朝から池袋の水族館・プラネタリウムに行く。特に水族館は、元旦だというのに大変な混みようだった。珊瑚、熱帯魚、イグアナ、フラミンゴなどの姿をを楽しんだ。巨大な大正海老、珍しい亀なども新年に相応しかった。
1月2日、近所のデパート松屋古書市に行く。福袋がお目当ての長い行列ができたため、開店時間が15分繰り上げられており、店内もすでに大変な混雑だった。やっとのことで8階までたどり着き、しばらく漁る。結局、2冊買う(うち1冊である造形社刊『日本プロレタリア美術史』は、帰宅してから別の古書店のカタログで4倍の値段がつけられていた。新年早々得をした気分だ)。午後から上野の東博に行く。獅子舞や和太鼓の出し物に正月気分を掻き立てられる。特集展示、国宝室の展示「松林図」などを楽しむ。
1月3日、再び上野に行き、西洋美術館のムンク展を観る。ムンクが構想していた「生命のフリーズ」(主要な作品を個々の独立した作品ではなく、相互に関連した連作と位置づけるもの)に焦点が当てられており、展示もムンク自身のプランに可能な限り沿ったものとなっていた。なかなか好感が持てた。昼食後、原宿に回り、大田記念美術館で「浮世絵新春風景」展を観る。ちょうど知り合いの学芸員Hさんがいらっしゃったので、ご挨拶した。
1月4日、銀座テアトルのモーニング・ショウ「昼顔」を観る。京橋のモルチェで昼食にした後、ブリヂストン美術館の常設展、さらに日本橋三井記念美術館の「国宝 雪松図と近世絵画」展を観る。近所の蕎麦屋で夕食。
1月5日、竹橋の近代美術館工芸館の「工芸の力―21世紀の展望」、美術館の「所蔵作品展」と特集展示「加納光於」「大辻清司」を観る。H2Oで昼食。夕方帰宅。
1月7日、神保町のT書店、N書店に行き、新年の挨拶。京都から来ていた友人と待ち合わせて、カレーで昼食。その後、下北沢に行き、映画「カメラになった男 写真家中平卓馬」を観る。小原真史監督と大竹昭子さんの対談も面白かった。神保町に戻り、何軒かの古本屋さんを覗いた後、M翁で夕食。