表参道・原宿・渋谷

風邪もまだ十分治っていなかったのだが、タダでジャズを楽しめるというので、昨日は午後から外出した。

同好の士と表参道のNADIFFで待ち合わせ(しばらくご無沙汰しているうちにスタッフも店内の様子も少し変わったようだ)、ヒルズをブラブラした後、まず太田記念美術館に行き、「女性たちのまなびとあそび」展を観る。

浮世絵だから、遊女の習い事が描かれている作品が多い。このところフェミニズムジェンダー論に関心が向いていたこともあって、この偏りから、どうしても江戸時代の社会の構造や、浮世絵のあり方などに思いを巡らすことになった。こうした点も含めて、実に興味深く観ることができる展示だった。

美術館を出るのを待ち構えていたかのように、雷鳴が轟き、たちまち大粒の雨が降り出した。あわてて角の千疋屋に駆け込み、ピザとワインで時間をつぶす。

小一時間経って、ようやく雨も収まってきたので、店を後にし、原宿駅前の中華料理屋でラーメンで腹ごしらえ。

その後、NHKのふれあいホールまで行き、FM番組「セッション2006」の公開収録に立ち会う。この日の収録は辛島文雄トリオ。

天井から雷鳴も聞こえていたが、本番が始まると、まったく気にならない。もちろん演奏は最高だった(咳をこらえるのが、かなりつらかったが…)。熱い拍手に応えてアンコールも2曲あったので、終演は8時20分頃になった。表はまだ雨が降っていた。

風邪をこじらせたというほどではないのだが、今日はやはり熱っぽかった。
せっかくの五月晴れだったが、終日蟄居。