瀧口

三島由紀夫と円空展

まだまだ会期があると思っていた三島由紀夫展だが、気がつくと5日までなので、今日、行ってきた。 肉筆、書簡、初版本などを中心とする展示で、なかなか充実していた。特に原稿、創作ノート、書簡などが面白かった。書籍では『花ざかりの森』は前にも見たこ…

夢の漂流物展7

富山県立近代美術館(写真左)の「瀧口修造 夢の漂流物」展に行ってきた。会場の構成などは、世田谷美術館とは、随分異なっていた。(写真中:会場入り口) 詳細は「瀧口修造コミュ」に書いたので、そちらをご覧下さい。 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=4764…

「夢の漂流物」展6

昨日は世田谷美術館の「瀧口修造 夢の漂流物」展の最終日だった。確か6回目か7回目くらいにはなると思うが、見納めに行ってきた。 今までで一番観客が多い。昨日一日だけで、入場者は千人を越えたらしい。特に20代の若い人が目立っていた。うれしいことだ。…

「夢の漂流物」展5

よい天気に誘われて、今日も世田谷美術館を訪れた。学芸員のSさんと立ち話。図録の売れ行きが予想をはるかに越えており、来場者の4割近くは買って行くそうである。 図録の完成が遅れに遅れ、3月26日になったのに、出来たら次々に売れてゆく。素晴らしいこ…

LPジャケットのデザイン

今朝の新聞広告で、雑誌が「ジャズのデザイン」という、LPジャケット・デザインの特集を組んでいると知り、午後から書店に出掛けた。 「英国ジャズマニア2人が厳選した、ジャズ黄金期の名作ジャケット」とタイトルされて、ブルーノート、プレスティッジな…

「夢の漂流物」展4

昨日(29日)、大先輩のコレクターKさんから電話があった。開口一番「夢の漂流物展の図録が届いたが、装幀が気に入らない」とおっしゃる。 この人は、自分で本を手づくりするために、フランスの装幀の専門書を買い込んで勉強したり、有名な装幀家に付いて学…

ファッション雑誌とホリエモン?

このところ花粉症の症状がひどいため、なるべく外出を避け、買い置きのインスタントラーメンなどで食いつないでいたのだが、それもとうとう底をついたので、久しぶりに近所の大きなスーパーまで、買い物に行った。 先日お世話になったマッサージ・チェアの心…

デュシャンからアルプへ

雨が降った翌日は、花粉の飛ぶ量が多くなるので、本来なら、今日は外出を避けた方がよいのだが、知人のご家族をデュシャン展とアルプ展にご案内する約束をだいぶ前にしていたので、昼前に横浜美術館で待ち合わせる。 この展覧会は2度目だが、今日ご案内した…

岡崎和郎展ほか

午後から東京に出て、久しぶりに画廊廻りをした。まず浜松町の横田茂ギャラリーを訪れ、今日から始まった「岡崎和郎 補遺の庭 ― P.モンドリアンの風景」を観る。 従来の「ひさし」のシリーズなどから、がらっと変った。今回は平面・立体の分割、分節化、色彩…

書店からユニクロへ

芸術新潮を買いに、少し離れた書店まで出掛けた。(気になっていたので、その後先日の書店で確かめると「いつも取次ぎから2〜3部入ってきますが、無いですか? 無ければ売り切れです」という回答だった)。今日行った書店では、平台に置かれ、残部は5部く…

「夢の漂流物」展3

「瀧口修造 夢の漂流物」展を再訪した。瀧口修造コミュにも書いたが、今回の展示では、作品に付されたラベルに関して白とグレーの2種類使い分けており、これによって瀧口旧蔵のものとそうでないものを区別できるようになっている。この点は、先週観たときに…

「夢の漂流物」展2

先日のデュシャン・コレクターである大先輩から再び電話をいただいた。晩年の瀧口修造氏と親しくお付き合いされていた方なので、「夢の漂流物」展がどのような印象だったか、うかがってみた。 (会場でもお目にかかっていたが、立ち話をした程度で、レセプシ…

「夢の漂流物」展

「瀧口修造 夢の漂流物」展に行く。早めに家を出たので、1時過ぎに到着。早速、会場に入ると、デカルコマニー連作100点、オブジェ、平面、写真、ポスター、書籍などが整然と展示されていた。暗くて狭い、凝縮された空間だった(はずの)書斎の印象とはズレ…

隠れて、生きよ2

昨日の日記の「隠れて、生きよ」に触れた高橋悠治の文章が気になったので、夕方帰ってから本棚を探すと、彼の本が何冊か出てきた。 目次をパラパラめくると、これは『ロベルト・シューマン』に収録された「シカがつらなりゆくように」の章の中の一節のタイト…

コーネルの箱

風邪をひいてしまったし、花粉症がひどくなるのもいやなので、予定していた会合を欠席して、家でぶらぶら、ごろごろ。年末に買った"Joseph Cornell:Secrets in a box"を眺めて過す(Prestl社 Adventures in Art シリーズの1冊)。 "for the young and the yo…