2008-01-01から1年間の記事一覧

○○の夏

8月16日(土)。夕方、近所のスーパーまで買い物に出掛ける。豆腐、トマト、アイスクリームを買って帰る。このところ、そうめん、冷奴、トマト、アイスクリームばかり食べている。我ながらこれでは栄養のバランスが取れないとは思うが、暑くてほかのメニ…

異質五人展

8月10日(日)。富山から上京してきた知り合いに誘われ、新宿の紀伊國屋画廊「異質五人展 1978年より2008年の軌跡」を見に行く。芥川麟太郎、恵藤求、加藤芳信、木下晋、藤山ハンの、5人の画家による30年振りのグループ展。 恵藤画伯は会場にいらっしゃ…

葵上

8月9日(土)。知人とよこすか芸術劇場の蝋燭能公演を観る。「船弁慶」「紅葉狩」「一角仙人」と、毎年恒例となっている。四回目の今年の番組は、源氏物語一千年にちなみ、能「葵上」、仕舞「夕顔」、同「須磨源氏」ほか。狂言にも源氏物語に関連する演目…

猛暑の日

8月8日(金)。朝から外出。上野の東京都美術館のフェルメール展へ。今週始まったばかりなのだが、会場はかなり混んでいた。フェルメールを7点も見ることができるのだから、当然といえば当然だ。子供の姿が多いのが、いかにも夏休みの展覧会らしい。 展示…

渋谷から神保町へ

8月4日(月)、午後から外出。まず渋谷の東急文化村ザ・ミュージアムで開催されている「青春のロシア・アヴァンギャルド」展を見る。「ロシア・アヴァンギャルド」といえばその昔、池袋で開催された「芸術と革命」展を思い出す人も多いようだが(私などもそ…

町田から神保町へ

7月30日(水)、昨晩の雨で気温が少しだけ低く感じられ、これ幸いと、朝から出掛ける。 まず会期が今週限りとなった町田市立国際版画美術館「中国の山水と花鳥 ― 明清絵画の優品」展へ。中国の絵画といえば、東博の東洋館の特集展示とか、仏画展、水墨画…

結果は抽籤で(その3)

7月25日(金)。午後から外出。日本橋の三井記念美術館で「NIPPONの夏」を見る。「夏ならでは」の動植物や行事、娯楽、風俗などを表現した絵画や工芸品を、一日の時間の流れに沿って、朝、日盛、夕暮、夜の4つの章に分けて展示するもの。 第1〜3室は常…

暑気払いと土用

7月23日(水)。午後から外出。有楽町の出光美術館で「没後50年 ルオー大回顧展」を観る。今回の展示は初期から晩年まで網羅されていたが、どちらかといえば「受難」(右図)、「ミゼーレ」の両シリーズが中心で、あの鉱物のように輝くマチエールの(中…

肉体の叛乱

7月22日(火)。午後から外出。三田の慶応義塾大学東館展示スペースで「1968年 肉体の叛乱とその時代」を観る。同大学アート・センター所蔵資料の展示で、この年の10月に上演された土方巽「肉体の叛乱」(右図)を中心とし、併せて同年の瀧口修造や油…

芸術の日本

表慶館ではフランスの陶器の皿(テーブル・ウェア)が展示されており、どれも「北斎漫画」や広重「魚づくし」などから図案が写されたもの。欧州における日本への憧れ・日本ブーム(いわゆるジャポニズム)の好例だろう。(ジャポニズムの根拠ともなった雑誌…

美術ハ國ノ精華ナリ

7月17日(木)。美女4人と待ち合わせ、上野の東京国立博物館「対決 巨匠たちの日本美術」展を観る。「対決」とか「巨匠」などという言葉の「あざとさ」は、どの美術館も観客動員に追われる昨今、已むを得ないのかもしれないが、展示自体は、こうした上辺の…

噂の真相

7月11日(金)。午後から神保町に行く。まず古書会館の地下の棚をざっと見る。岩波文庫を大量に出品している書店があったので、思わず5冊ほど買い込む。一冊200円〜400円だった。(安かったが、家に帰ってチェックしたら、1冊はダブっていた。この…

コレクターは二度死ぬ

7月7日(月)。七夕の日は朝から雨模様となった。先週の大市の結果はすでに出ていて、いまさらどうしようもないのだが、気になって仕方がない。テンションが上がる一方だ(おそらく血圧も)。 こういうときには、心を落ち着けようと、静かな音楽を聴いても…

駒場から神保町へ

7月4日(金)。早めに昼食にした後、外出。駒場の日本近代文学館で「女流文学者の手紙」展を見る。第一部「書くことの悩みとよろこび」、第二部「生きることのつらさ」、第三部「友情と励ましのなかで」の三部構成。 展示されている手紙は、女流同士の手紙…

詩人の航海日誌

そのまま通りを長谷方面に歩き、10分ほどで文学館前の交差点に到着。右に曲がって鎌倉文学館に向かう。何の変哲もない住宅街を歩いていくと、やがて木々が欝蒼と茂った丘の麓に達する。正門の脇の小屋で入館手続きをし、緑陰の涼しさを実感しながら木立の…

あの色 あの音 あの光

7月1日(火)。早めに昼食を済ませて外出、鎌倉に行く。まず近代美術館の「あの色 / あの音 / あの光」展へ。美術間のホームページで関根正二の「少年」が展示されていると知り、訪れる気になったのだが、会場に入るといきなり展示されていた。いつ見ても心…

足りないものと悪いクセ

6月30日(月)。午後から雨が上がり、夕方からは梅雨明けを思わせる青空となった。久しぶりで散歩に出た。雨上がりの微風が気持ちよかった。駅前の商店街で晩のおかずを物色、「いなだの刺身」にした。「今日の特売品」だが、天然物で生きがよく、なかな…

浜松町・茅場町・神保町

6月27日(金)。雨も上がったので、午後から外出。浜松町の横田茂ギャラリーで「河口龍夫 sewe saw seen 1973」を観る。ここで河口展が開催されるのは、久しぶりだ。展示は9点の写真と、プロジェクターで壁面に投影されるスライド写真から構成されていた…

原宿・渋谷・恵比寿

6月25日(水)。今週いっぱいで会期末を迎える展覧会を回る。午前中に家を出て、まず太田記念美術館の「大田南畝」展の後期に行く。半分くらいは展示替えされていた。狂歌の集まりの時に作られた軸物の合作2点は(前期にも展示されていたと思う)、豪華…

白金台から品川へ

6月21日(土)。夏至だというのに、朝からあいにく雨模様となった。早めに昼食を済ませ、白金台で開催された某学会に出席する。発表はこの日の3番目。C.D.フリードリッヒ、G.ベッリーニと、西洋美術史の正統的なテーマが続いた後に、瀧口修造の書斎に関…

上野・神保町・銀座

6月19日(木)。昼過ぎに外出。上野の東京国立博物館に行き、運慶作「大日如来坐像」を見る。入り口を入った1階すぐ右手の11室に、しかもいきなり対面するように展示してあるのが意外だった。思っていたより小振りで(70〜80cmくらい)、金箔がかな…

資料作り

6月18日(水)。先週から続けてきた今度の土曜日の発表のための資料作り、どうにか目処がついたようだ。あとは写真を切り貼りすれば出来上がり(のはず。といっても、切り貼りしてから資料本文と付け合せると、また修正が必要な箇所が出てきたりするのだが…

茅場町・神保町

6月12日(木)。夜11時過ぎに知り合いの女性からメッセージが入る。親友(女性)がまだ30歳にもなっていないのに、亡くなったという。驚いてしまった。私自身は直接の面識がなかったが、この日記を「はてな」に移す前のmixiの頃から読んで下さってい…

白い夜

6月10日(火)。資料作りの合間を縫って、近所のスーパーに買出しに行く。あれも値上げこれも値上げ。たまったものではない。為替レートは一時の1ドル125円から105円と、2割近く円高になっているのだから、輸入品など値下げしてもよさそうなものだが・・…

横浜・松濤・神保町

6月7日(土)。午前中から外出。横浜美術館の「木下孝則展 昭和の気品、横浜の洋画家」を観る。両対戦間の前衛的な傾向とは一線を画した、写実的な作風のようなので、後回しにしてきたが、肖像画、裸婦、静物画や、日課のように描いていたという花の絵など…

ラッキーカード

6月4日(水)。雨も上がったので、午前中から出かける。まず芦花公園の世田谷文学館「ファーブル昆虫記の世界」展。ファーブル先生直筆の資料・原稿や、息子のポール=アンリが撮影した、当時の写真などを拝見する。『ファーブル昆虫記』は、子供の頃の愛読…

RiSHO returns.

6月2日(月)。元の組織の兄貴分と待ち合わせ(先日、ヴラマンク〜大田南畝〜NHKと回ったのと同じ人)、午後から渋谷区立松濤美術館の「河野通勢」展オープニング・レセプションに出席。 この展覧会、すでに平塚市美術館でも観たのだが、何度観ても河野通…

U.B.C.ファイナル

6月1日(日)。前日までの信州旅行の強行軍がたたり、疲労がピークに達していたが、午後から外出。神田の古書会館で開催されている古書展「アンダーグラウンド・ブックカフェ」(U.B.C.)の関連企画である、林哲夫氏、黒岩比佐子氏の講演会に参加する。 林哲…

とりあえず信州

とりあえず信州名所巡りに行ってきました。ざっと、こんな旅程でした。 箱根〜芦ノ湖〜御殿場〜山中湖〜河口湖〜大月〜長坂〜清春芸術村・清春白樺美術館〜茅野〜蓼科〜白樺湖〜車山〜霧が峰〜三峰山〜美ヶ原〜松本〜松本城〜松本市美術館〜白骨温泉〜上高地…

結果は抽籤で(その2)

5月23日(金)。夕方から神保町へ。古書会館地下の市で3冊買った後、すずらん通りに移転した古書店Bの1階を覗く。続いて新刊書店T堂に入る。1階の新刊書をざっと見た後、3階に上がって「地方小出版コーナー」を確認、早速、買わなくてはいけない本…